ウェブデザイン技能検定3級実技解説その1

ウェブデザイン技能検定実技出題範囲

実技試験

ウェブサイト構築

・ウェブサイトデザイン

1.次に掲げるウェブサイト構築に関するデザイン作業が出来ること。

1)ハイパテキストタグ付け言語(HTML)、拡張型ハイパテキストタグ付け言語(XHTML)、

スタイルシート(CSS)によるコーディング

2)画像の利用

3)マルチメディアデータの利用

4)ページデザイン・レイアウト

5)アクセシビリティ

・ウェブサイト運用管理

1.次に掲げるウェブサイト運用・管理に関する作業が出来ること。

1)更新・管理

 

実技試験の概要

ウェブデザイン技能検定は、1級から3級まで、3つの等級に分かれており、

すべての等級で学科試験、実技試験の両方が実施される。

これは、他の団体が行うウェブデザインに関する検定試験と異なる大きな特徴の一つである。

また、どの等級においても、学科試験、実技試験のどちらか一方しか合格できなかった場合、

次回(合格日より2年以内)受験時には不合格の方だけを受験し、

合格すればよいという免除制度がある。

 

実技試験では、指示された内容に対して正確に作業しているかを

客観的に評価することが、すべての等級に共通して重視されている。

指示されてあ内容以外の部類は任意とされており、無理に作業を行う必要はない。

 

客観的な評価とは、誰が見ても正しいと思える評価のことである。

例えば、リンクを設定しなさいという指示に対して、

指示通りにリンクが設定されていれば正しい、

されていなければ誤りというシンプルなもので、

その積み重ねで全体の評価が成り立っていると言える。

 

それに対して、主観的な評価とは、人によって良いと思う、悪いと思う、

というようにブレが生じるもので、そのような評価基準は

極力排除されていると考えられる。

 

3級の実技試験は、テキストエディタとブラウザのみを使用するものである。

その作業の中心はHTMLやCSSのハンドコーディングとなっている。

ただし、白紙の段階からコーディングを行っていくのではなく、

すでにあるHTMLやCSSドキュメントに対して、要素を追加したり、

CSSのプロパティや値を追加するといった作業となっている。

 

具体的に3級実技試験で必要なスキルは次の通りである。

・相対パスの理解

・文章の構造化

・リンクの設定

・画像の配置

・CSSセレクタの理解

・CSSのプロパティと値の設定

 

これらのスキルについて理解しておくべきポイントをそれぞれ解説していく。

 

1.3級実技試験の概要

2.作業時の注意事項

3.解答作成時の注意事項

4.3級実技試験の作業に必要な知識

5.3級実技試験の作業内容

6.相対パス

7.文章の構造化

8.リンクと画像の配置

9.3級実技試験に必要なCSSの基礎

10.CSSのセレクタ

11.CSSのプロパティと値

 

 

 

1.3級実技試験の概要

操作スキル

3級実技試験には、フォルダの作成やファイルの移動、アプリケーションの起動、

キーボードでのコーディングといった初歩的なパソコン操作スキルが必要となる。

 

対象者

3級の受検対象者は各等級の中でも最も広く、検定試験実施前に公開される試験要項においては、

「ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者」となっている。

これは、希望者であれば誰でも受検できるととらえることもできる。

 

パソコン環境

受検会場に用意されたパソコンで作業する。

ノートパソコンなど持参したものを使用することはできない。

パソコンのOSは団体受検など特殊な場合を除き、

Windowsのみで、Windows7以降がインストールされている。

アプリケーションは、WindowsOSに標準でインストールされているアクセサリ、

つまりメモ帳やワークパッドなどのテキストエディタと、

TeraPad、サクラエディタ、Sublime Textが指定されている。

ブラウザは、Microsoft Internet Explorer 11以降、Mozilla Firefox最新安定板、

Google Chrome最新安定板がインストールされており、

会場によりバージョンが異なる場合があるが、これらすべてで

正しく作業内容が反映されているかを確認する。

ただし、ブラウザの種類やバージョンに応じて

コーディングに工夫を要するような難易度の高い課題はこれまでに出題されていない。

 

作業課題

作業時間は60分間で、全6問の中から5問を選択して解答を提出する課題選択方式である。

6問すべて提出してしまうと減点の対象になるので注意が必要である。

過去に行われた作業課題の内容はウェブデザイン技能検定のウェブサイトで公開されている。

ただし問題文だけが公開されており、作業データは公開されていない。

 

ウェブデザイン技能検定 過去問

http://www.webdesign.gr.jp/kentei/publication.html

 

合格基準

合格基準は100点満点中70点以上で、各作業課題においての配点の60%以上を

得点しなければならない。ただし、配点は公開されていない。

合格基準に対する受検者としての考え方は、まず指示に忠実で正確であること。

コーディングなどが標準仕様に準拠したものであることなどを

意識的に注意しながら作業すると言うことになるだろう。

 

2.作業時の注意事項

パソコンの操作

「3級実技試験の概要」で解説したように、作業で使用するパソコンのOSは

現在のところ基本的にはWindowsに限られており、バージョンはVista以降のいずれかを

使用することになる。

3級実技試験では、フォルダの作成やフォルダの移動なども検定の作業内容に

含まれていることもあり、基本的な操作を含めて一切のパソコン操作に関する

補助を受けることができない。

ただし、パソコンがフリーズするなど、機器の問題で作業ができなくなった場合は

会場内の技能検定委員に申し出ることができる。

機器のトラブルの際には、パソコンを変えるなどの処置がなされる。

このような場合は、申し出があってから作業再開までの時間を技能検定委員が計り、

試験時間終了後に中断分の作業時間が加算される。

しかし、途中まで作成したデータに関しては本人以外どうすることもできない。

機器のトラブルに備えて作業途中に保存を忘れないようにしよう。

ファイルを開いてから作業が終わるまで保存しなかった場合、

最後にトラブルがあると、その作業はゼロからやり直しになってしまう。

 

指定アプリケーション

作業には、指定されたアプリケーション以外使用することができない。

作業用として指定されたアプリケーションとは、メモ帳、ワークパッド、

TeraPad、サクラエディタ、Sublime Textである。

何らかの理由で意図せず指定以外のアプリケーションが起動してしまった場合は、速やかに終了しよう。

指定以外のアプリケーションで操作を続けることや、

不正と判断されるあらゆる行為に関しては、退場、不合格とされ、

以降の受験ができなくなる場合もある。

 

インターネット接続不可

制作したファイルは、必ずブラウザで閲覧、確認する。

検定ではブラウザを使用するが、インターネットに接続することはできない。

あくまでローカルの状態にある(自分が使用しているパソコン内に保存されている)

HTMLファイルをブラウザで開く作業のみとなる。

インターネットを使用して何かを調べることはできない。

 

作業時間

作業の時間確認は、会場内の指定された時計を使用する。

自分の時計やパソコンの時計ではないので注意が必要である。

例えばパソコンの時計の設定が実際の時間と異なっていて、その結果、

作業時間の配分を間違えてデータが完成しなかったということも十分考えられる。

試験の実施時には、作業時間の半分にあたる30分経過時と、

終了10分前に技能検定委員がアナウンスをする。

30分を経過すると作業が完了した者は退出することができるが、再入場はできない。

 

3.解答作成時の注意事項

指定された名称を確認

実技試験の大きなポイントは正確な作業である。

回答として提出するデータのフォルダ名、ファイル名は、

必ず指定された名称でなければならない。

単純なスペルミスでも減点の対象となるため注意が必要である。

また、名称はすべて半角英数字のみとされている。

試験問題には「2バイト文字を使用しないこと」と書いてあるが、

これは簡単に言うと、全角文字を使用しないという意味である。

一般的なウェブページ作成のルールに準じた形であるが、

名称にスペースを入れたり、大文字、小文字を勝手に変えたりしないこと。

 

sample→〇 Sample,サンプル,sanpulu→×

 

指定ブラウザで閲覧確認

検定で指定されたブラウザとは、Internet Explorer、Firefox、Chromeの3種類だが、

必ずすべてのブラウザで確認すること。

検定の問題では、基本的に正しいコーディングが出来ていれば、

すべてのブラウザで同じように表示されるシンプルな問題しか出題されていない。

逆に言えば、いずれかのブラウザで明らかに異なる表示になれば、

コーディングのどこかが間違っており、それを発見できると言うことになる。

場合によっては、自分がコーディングした以外の部分(出題されているデータのソースコード)

を修正することもある。

インターネットを使用してバリデーションサービスのようなものを利用することは

できないので、すべてのブラウザで確認するというのは

ミスを発見する上でも重要なこととなる。

また、作業中にブラウザで確認すると同時に、提出用のデータも必ずブラウザで確認する。

提出用のフォルダの中に必要なファイルが無かったというミスも考えられる。

提出用のデータをブラウザで確認することによって、画像が表示されない、リンク先の

ファイルがない、などのミスを防ぐことができる。

 

指定された場所へ提出

解答として提出する問題は、必ず指定された場所に保存する。

指定された場所にデータがない場合は、一切採点されないと考えた方がよい。

出題では、デスクトップまたは、当日指定された場所に指定された名称で

フォルダを作成して提出となるため、指示を間違えないように注意が必要である。

 

指定されたデータを提出

これまでの検定では、出題は6問あり、その中から5問分を提出する形式である。

もし6問提出すると減点の対象になるため、必ず5問分だけ提出すること。

また、必要なデータ以外一切提出しないようにしなくてはならない。

必要なデータとは、作業対象となるウェブページの表示に必要となるもので、

HTMLファイル、画像ファイル、CSSファイルなどである。

逆に不必要なデータとは、作業用の素材として配布されたデータ(テキストデータなど)や

出題時に含まれるデータ(選択する問題において、使用しなかったCSSファイルなど)である。

ローカル上でフォルダを作成してデータを提出するという作業を、

インターネット上に公開することと同義でとらえると分かりやすい。

インターネット上に公開するのであれば、必要なデータすべてがサーバ上に

なければならないし、公開する必要のないデータを

わざわざサーバにアップロードする必要は無い。

 

HTML、CSSのバージョンについて

実技試験におけるHTML、CSSのバージョンについて公開されている試験要項では、

HTML4.01以降、XHTML1.0以降、HTML5、CSS2.1以降、CSS3の各バージョンが明記されている。

ただし、これまでHTML、CSSともに、全く白紙の状態から

自らバージョンを選択してソースコードを記述するようなタイプの出題はなく、

あらかじめ用意されたHTMLファイルやCSSファイルの一部を修正したり、

記述を行う作業となっている。

そのため、HTMLであれば、DTDを確認して相違の内容に注意して記述を行う。

CSSについては、これまでのところバージョンによって記述が変わるようなタイプの

出題はなく、指定された箇所を探して、指定されたプロパティや値を記述する作業となっている。

 

まとめ

1~3の項目については試験を受ける前に最低限、理解しておかなければならない、

試験のルールとなっている。

受検前に、受験時の状態を想定して準備しておくことで、

万全の体制で受検に臨むことができるため必ず覚えておこう。

4以降は次回。

 


 

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