ウェブデザイン技能検定3級学科解説その21

ウェブデザイン技能検定3級学科出題範囲

10.安全衛生・作業環境構築

1.ウェブデザイン作業に伴う安全衛生に関し、次に掲げる事項について一般的な知識を有すること。

1)機械、器工具、原材料等の危険性又は有害性及びこれらの取扱い方法

2)安全装置、有害物抑制装置又は保護具の性能及び取扱い方法

3)作業手順

4)作業開始時の点検

5)ウェブデザイン作業に関して発生するおそれのある疾病の原因及び予防

6)人間工学に配慮したコンテンツの設計、配信

7)VDT作業等に適した作業環境の設定

8)整理整頓および清潔の保持

9)事故時等における応急措置及び退避

10)その他ウェブデザイン作業に関わる安全又は衛生のために必要なこと。

2.労働安全衛生法関連法令(ウェブデザイン作業に関わる部分に限る。)について一般的な知識を有すること。

 

安全衛生・作業環境構築について

安全衛生・作業環境構築では、ウェブデザイン作業に伴う

安全衛生についての知識を求められる。

ウェブサイト構築に関して、どのような安全衛生に気を付けるべきなのか

不思議に思うかもしれない。

この項目では、ウェブサイト構築に携わる者が長時間向かい合う

VDT(Visual Display Terminals)に関して、作業時に気を付けるべきこと

を中心に出題されている。

VDTとは、主にパソコンのモニタを指し、長時間休みなく作業を行うと、

VDT症候群という、視力に関する問題や精神衛生上の問題などが発生する場合がある。

 

ガイドライン

VDT作業に関して、心身の負担を軽減し、支障なく作業が行えるようにするための

ガイドラインが厚生労働省よりにより策定されている。

それは「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」というもので、

ウェブページ上でも公開されている。

これには「管理のためのガイドライン」という言葉にあるように、

事業者がとるべき、作業者への配慮や措置などがまとめられている。

 

・VDT作業

VDT作業とは、Visual Display Teminals の頭文字をとったもので、

視覚表示に関するディスプレーだけでなく、キーボードやマウスも含めた

機器類を指している。

厚生労働省のVDT作業のガイドラインでは、

このようなVDTの機器だけでなく、机や椅子、部屋の環境まで含めて言及されている。

 

・ガイドライン策定の背景

このガイドラインのもとになるものは、昭和60年に策定された

「VDT作業のための労働衛生上の指針」である。

昭和60年当時は、VDT作業は特殊な専門職によるものであるととらえられていた。

近年の職場においては、ウェブデザイン構築を行う専門的作業者だけでなく、

広く一般的な業務においても日常的に長時間VDT作業を行うことが急激に増えている。

このため、内容の見直しを経て、現在の

「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が策定されている。

内容は、作業時間の管理や機器の選定から健康管理に関することまで

広範囲に渡っている。

学科試験では、このガイドラインの内容から出題されることが非常に多く、

検定を離れても、自らの普段の作業に活かすことができる内容も多いため、

一度目を通しておくべきである。

 

VDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000184703.pdf

 

まとめ

過去問ではこういった問題が出題されている。

 

1. 各設問において、正しいものは1を、間違っているものは 2 を、

該当設問の解答欄に記せ。

 

Q1.VDT 作業に適した作業環境管理の一つに、室内はできるだけ明暗の対照が著しくなく、かつ、まぶしさを生じさせないようにすることがあげられる。

 

VDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインの、

「3 作業環境管理」という項目の、「(1)照明及び採光」の細目に、

「イ 室内は、できるだけ明暗の対照が著しくなく、かつ、

まぶしさを生じさせないようにすること。」という記載がある。

従って、回答は1となる。

 

Q2.VDT 作業における心身の疲労の軽減や回復には、

就業の前後又は就業中に体操、ストレッチ、リラクゼーショ ン、

軽い運動等を行うことが望ましい。

 

こちらの問題も、VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン

の中から出題されている。「6 健康管理」という項目の、

「(3)職場体操等」という細目に、

「就業の前後又は就業中に、体操、ストレッチ、リラクゼーション、

軽い運動等を行うことが望ましい。」という記載がある。

従って回答は1である。

 

Q3.VDT 作業者が心身の負担を少なくする為の作業姿勢として、

不適切なものはどれか。以下より1つ選択しなさい。

 

1. ディスプレイ画面から 40~50cm 離し、

視線が少し画面を見下げるようにディスプレイを配置する。

2. 肩の力を抜いて、前傾し過ぎないようにする。

3. 椅子に深く腰をかけて背もたれに背を十分にあて、

履き物の足裏全体が床に接した姿勢を基本とする。

4. リラックスできるように足を組んだ体勢を維持する。

 

1.2.3.についてはVDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインに

すべて記載があるものである。

4はVDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインにも記載がなく

不適切なものであることがわかる。従って回答は4となる。

 

このように、過去問では、VDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインから

かなりの高確率で出題されている。

しかし、VDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインさえ覚えておけば

さほど難しい問題ではないため、確実に得点が取れるところである。

VDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインの重要度は高めなので、

何度も繰り返し目を通しておくべきだといえる。

 


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