ウェブデザイン技能検定3級学科解説その20

ウェブデザイン技能検定3級学科出題範囲

9.ウェブサイト運用・管理技術

1.次に掲げる各種ウェブサイト運用・管理技術において、一般的な知識を有すること。

1)サイト管理

2)システム保守

 

ウェブサイト運用・管理技術について

ウェブサイト運用・管理技術では、ウェブサイトを運用するうえで情報の

更新作業を効率的に行うために採用する技術や、ウェブサイトの内容をより良いものに

していくために、ページ構成を含めた修正に関する知識なども必要となる。

 

効率的なコンテンツの管理

最近ではCMS(Content Management System)を利用したウェブサイト構築も

一般的になっている。

これは元々ブログのようなスタイルで利用されていた、記事(Content)ごとに、

情報を管理する仕組み(Management System)である。

ユーザ(クライアントの担当者)からすると、管理画面での記事の書き込みや

削除など、ウェブサイト構築の知識が必要とされてきた作業を、

ユーザ自ら出来るようになることが大きな特徴である。

しかし、制作者側からすると、この方法の採用は、HTMLファイルごとに制作を行う

ウェブサイト構築とは全く異なるアプローチが必要となる。

ポイントは、ページ単位でサイトを構築とするという発想ではなく、

コンテンツごとにどのように情報を管理していくかという発想となる。

 

動的サイトの構築

ウェブサーバ上のデータベースと連動したようなウェブサイトを動的サイト、

またはダイナミックなサイトという。

データベースと連動することにより情報の管理が容易になるとともに、

ユーザの欲求に合わせて情報の提示の仕方を変化させることができる。

例えば、データベースと連動した商品情報を入力する管理画面を制作しておくことにより、

ウェブサーバ上の商品情報を直接入力することが出来る。

一方のユーザは、商品情報の表示について、

ユーザの目的に合わせて絞り込んだ商品情報の一覧を表示したり、

結果の並べ替えなどを行うことが出来るようになる。

 

他にも、動的またはダイナミックなサイトを構築することにより、

ユーザからのフォーム送信による情報を、

ウェブサーバ上のデータベースに直接書き込んで保存するようなことも可能になる。

動的またはダイナミックなサイトに対して、

あらかじめ制作者が制作したウェブページを

そのままの状態で閲覧させるサイトを

静的なサイトまたはスタティックなサイトという。

静的なサイトでは、情報を更新する場合、

サイト制作者のパソコンにあるデータを修正し、

ウェブサーバ上のデータを上書きする要領で転送を行う。

 

サイトの運用

ウェブサイトに掲載された情報は、最新のものであると同時に、

ユーザ(ウェブサイトの利用者)ニーズに合わせて変化させていくことも重要である。

また、制作者が複数にわたるサイト運用では、

データのバージョン管理も非常に重要になる。

 

・ログ解析

ユーザのニーズをとらえるために、ログ解析が行われている。

これは、ウェブサーバにアクセスしてきたユーザの記録から、

どういうニーズがあるのかを分析するものである。

 

・ページビュー

目安の一つに、あるページがどれくらい見られているかを測る、

ページビューという数値がある。

これにより、現在公開されているページで、

どのページがよく見られているのかが分かり、ユーザの求めている情報の

参考とすることができる。

 

・ユニークユーザ数

ページビューのカウント方法では、同一ユーザが複数回閲覧した場合もカウント数が

上がるため、実際のユーザ数が想定しにくいことが考えられる。

そのため、ユニークユーザ数という、同一ユーザが同一ページを複数回閲覧した

場合は1カウントのみ計算されるものもある。

 

・ヒット数

ページビュー数は、1ページごとに表示する回数をカウントするが、

実際のウェブサイトには画像など外部ファイルが埋め込まれており、

ひとつのウェブページとして表示する際に、いくつものファイルがユーザへ

送られてくる。

これら埋め込まれたファイルの数もカウントするものにヒット数がある。

ヒット数を把握することにより、ウェブサーバへの負荷がどれくらいあるか、

トラフィックにどれだけ影響があるかということを把握することが出来る。

 

・検索サービスへの対応

現在のウェブサイトでは、ユーザがアドレスを直接入力することより、

検索サービスを使用して訪問することが非常に多くなっており、

サイトの種類によっては、検索さ0-ビスの検索結果が重要になる場合がある。

こうした訪問において、SEO(Search Engine Optimization)という、

検索エンジンに対する最適化を行う方法も研究されている。

これについては、製作段階でSEOも検討しながら作業を行うが、

実際に公開された後のユーザのニーズによって

戦略的に変化させていくことも重要である。

 

サーバの運用

サーバのOSやウェブサーバに関連するプログラムは、

バージョンアップが必要になるときがある。

その際に前触れもなく突然ウェブサイトへのアクセスが出来なくなってしまうことの

ないように、ユーザへメンテナンスがあることを事前に通知したり、

代替的方法をあらかじめ提示しておくことが重要である。

サーバの能力に不足が生じた場合には、サーバの性能を上げるスケールアップや、

サーバの数を増やすスケールアウトといった対応を検討する。

 

まとめ

この範囲で覚えておいた方が良い内容は、動的サイト、静的サイトが

どのようなサイトのことを指しているのかや、

アクセス数に関する内容で、ページビューとユニークユーザ数の違いなど、

各キーワードごとの意味をしっかりと覚えておく必要がある。

この範囲の出題率は低い傾向にある。

 


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