ウェブデザイン技能検定3級学科解説その19

ウェブデザイン技能検定3級学科出題範囲

8.ウェブサイト設計・構築技術

1.次に掲げる各種ウェブサイト構築に関わる一般的な知識を有すること。

1)サービスサイト

2)バナー広告のタイプと作成

2.次に掲げる各種設計・構築技術において一般的な知識を有すること。

1)コミュニケーション

2)企画

3)プランニング

4)サイト設計

5)サイト構築

 

ウェブサイト設計・構築技術について

「ウェブサイト設計・構築技術」というと、これまで解説してきた知識の

どれもが該当するのでは?と思ったかもしれない。

これまでの内容と違う点は、ウェブサイト公開までの全般的な知識、

つまりワークフローやディレクションに関する内容や、

考え方に関するものが主体となっているというところだ。

ウェブサイト公開までの各段階で、何が肝心なのかを理解しているかどうかが重要だ。

 

ワークフロー

ウェブサイト設計・構築技術では、コミュニケーション、企画、

プランニング、サイト設計、サイト構築などの項目があるが、

ウェブサイト構築に関するワークフロー(作業の手順)に沿って考えると

理解しやすくなる。

 

・コミュニケーション

コミュニケーションは、ヒアリング(クライアントからの聞き取り)や、

オリエンテーション(クライアントからの発注要件説明)の段階である。

ここでは、認識の食い違いが無いようにコミュニケーションをとる必要がある。

制作者間でのコミュニケーションも重要となる。

 

・企画

企画段階では、目的を明確にし、クライアントから何が求められているのかだけでなく、

専門家の立場からコンサルティング的な提案も必要になる。

現在のウェブサイト構築では、クライアントのウェブ担当者の要望を把握するだけでなく、

会社全体のサポートや経営戦略と結びつかないと効果的にならない場合も多くある。

 

・プランニング

プランニングの段階では、企画の段階を踏まえて、より具体的なウェブサイトのイメージを

明らかにして行く。

ここで大まかな技術的な要件を含むサイトの種類や構築方法の選択もされていく。

 

・サイト設計

サイト設計段階では、プランニングを受けて、技術要件を中心に具体化していく。

プログラミング言語を利用したデータベース連動などさまざまな技術要件が

関係してくるため、構築を統合的に管理できる能力が必要とされる。

クロスブラウザという、主要なブラウザで同じように表示や動作ができるように

構築しなければならない場合は、サイト設計段階で慎重に検討する必要がある。

 

・サイト構築

サイト構築段階は、実際の制作作業である。

このように見てくると、これまで解説してきたようなHTMLやCSSのコーディングなどを

含む実作業は、最後の項目であり、それまでの準備がいかに重要であるかがわかる。

また、後の段階に行くほど方向性の修正が困難になるため、

できるだけ早い段階でしっかりとした方向性を決めておくことが重要となる。

 

評価テストについて

ウェブサイトを構築した後に評価テストを行うと、制作者にはわからなかった問題が

浮き彫りになることがある。

評価テストの代表的なものは、ヒューリスティック評価とユーザテストである。

ヒューリスティックとは「経験則」を意味しており、ウェブサイトの評価について

研究を行っている専門家に評価を求めるものである。

それに対してユーザテストとは、ウェブサイトの専門家や評価しようとする、

ウェブサイトの構築とは関係ない、一般ユーザに評価を求めるもののことである。

ユーザテストでは、何らかのタスクを設定し、実際にウェブサイトを使用して行い、

多数のユーザを集めた大規模なものでなく、数人のユーザテストでも

価値のある結果が得られる。

 

サービスサイト、バナー広告のタイプと作成について

ここまで、サービスサイトの説明やバナー広告のタイプと作成についての解説を

してこなかったが、実はこの内容は今まで出題されたことがなく、

どういった内容が出題されるのか見当がつかない。

しかし、今までの出題傾向からすると、

バナー広告の種類とその内容について理解しておけば問題ないだろう。

 

サービスサイトとは

企業などが提供する、WEB上で商品やサービスの購入を行なえるホームページのこと。

 

バナー広告の種類

バナー (banner) とはウェブページ上で他のウェブサイトを紹介する役割をもつ

画像(アイコンの一種)のことである。

本来、旗印を意味し、ウェブページ上で広告が目立つように使われたことから、

この通名で呼ばれ定着した。

バナー広告が含まれるウェブページを閲覧者が開くと、

ページ内にバナー画像が表示される。

これをインプレッション (impression) と呼ぶ。

閲覧者が広告内容に興味を持つなどしてバナーをクリックすると、

広告主のサイトへとジャンプする。

これをクリックスルー (click-through) と呼ぶ。

さらに閲覧者が広告主のサイトで取り扱われている商品に興味を持ち購入すれば、

ここで広告主にとっての利益となる。

広告掲載者が広告収入をいつ得るかに関しては大きく分けて3タイプがある。

 

表示報酬型(インプレッション型報酬)

インプレッションが発生した回数、すなわち広告掲載者の

ページが開かれた回数に応じて報酬が支払われる方式。

1000インプレッション単位で計算されることも多い。

掲載者にとっては、多数の人が何度も訪れてくれるような

コンテンツを作成することによって報酬を伸ばせる。

広告主にとっては、自社のサイトを見る閲覧者が少なくても

報酬を支払わなければならないという欠点がある。

クリック報酬型(クリックスルー型報酬)

クリックスルーの回数に応じて報酬が支払われる方式。

クリック保証型という呼称もあり、この語は正しくは

広告が一定のクリック数を消費するまでの間配信される広告の契約方法を指すが、

クリックスルー型報酬と同義で使われることも多い。

広告主は支払う報酬と引き換えに確実に自社のサイトを見てもらえるという

安心感が付随するのが特徴。

 

成果報酬型(売上型成功報酬)

バナー広告を経由して、閲覧者が商品やサービスの購入を行った回数や

売上に応じて報酬が支払われる方式。

広告主としては、利益が得られたときのみ報酬を支払えばいいということで

無駄な広告投資の心配がない反面、掲載側に報酬が入る確率は低く、

掲載してもらいにくいことがある。

 

まとめ

ウェブサイト設計・構築技術では、

ワークフローとバナー広告の種類について覚えておいた方がいい。

テストの出題範囲だから覚えておいた方がいいというよりは、

実際にウェブサイトの作成において、欠かせない知識となるので

覚えておいた方がいい。

バナー広告の種類についても、ウェブデザイン技能検定3級学科での

出題率は低いが、実際ウェブサイトの運営をはじめると、

広告運用の重要度は高い。

バナー広告以外のウェブ広告の種類もたくさんあるので、

余力があるなら他のウェブ広告の種類も覚えておくとよい。

 


 

 

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