ウェブデザイン技能検定3級学科解説その18

ウェブデザイン技能検定3級学科出題範囲

6.ウェブインフォメーションデザイン

6-3.ユーザビリティ

1.次に掲げるウェブサイト構築におけるユーザビリティに関するデザイン手法について一般的な知識を有すること。

1)人間工学

2)ISO9241-11

 

7.アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン

1.次に掲げるウェブサイト構築におけるアクセシビリティに配慮したデザイン手法及び

ユニバーサルデザイン手法について一般的な知識を有すること。

1)ウェブコンテンツJIS(JIS X 8341-3)

2)ユニバーサルデザイン

2.以上を用いてウェブサイトの構築及びページデザインについて一般的な知識を有すること。

 

ユーザビリティとは

ユーザビリティ(英語: usability)あるいは日本語で使用性(しようせい)とは、

使いやすさとか使い勝手といった意味合いで使われることが多い。

しかし、その語義は多様であり、関連学会においても合意された定義はまだ確立されていない。

 

人間工学とは

人間工学(にんげんこうがく)とは、人間が可能な限り自然な動きや状態で使えるように物や環境を設計し、

実際のデザインに活かす学問である。

また、人々が正しく効率的に動けるように周囲の人的・物的環境を整えて、

事故・ミスを可能な限り少なくするための研究を含む。

 

ISO9241-11について

ISO9241-11では、「特定の利用状況において、特定のユーザによって、ある製品が、

指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い」と定義されている。

 

アクセシビリティ・ユニバーサルデザインとは

「アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン」とは、アクセシビリティに配慮した

デザイン手法と、ユニバーサルデザインの手法についてのことを指す。

具体的には、ウェブコンテンツJISが挙げられているが、これ以外にも

アクセシビリティやユニバーサルデザインに関連して重要な項目がいくつかある。

また、アクセシビリティは一般的にアクセスのしやすさと言い換えることができる。

しかしそれでは具体的にどのようにしたらよいのか漠然としていてはっきりしていない。

アクセシビリティをウェブサイトで実現するために、いくつかのガイドラインがあるので

それらについて解説していく。

 

アクセシビリティとは

アクセシビリティとは、ここでは主にコンピュータを使用して提供される情報や、

それを利用したサービスなどが、あらゆる人に対してどの程度利用可能かを図る考え方である。

利用者の年齢の差や障害の有無などについても含めて考える。

また、多くの人に利用可能なウェブサイトをアクセシブルなサイトという場合もある。

 

ユニバーサルデザインとは

ユニバーサルデザインという考え方は1980年代にアメリカで始まり世界に広がった。

その背景にはグローバリズムや人種の多様性、インターネットを利用した情報通信の

急激な普及などさまざまな要因が考えられますが、一般的には、障害の有無や、

年齢などに関わらず利用しやすい建築物や公共施設などに関連して耳にする言葉

ではないだろうか?建築物や公共施設に関しては、バリアフリーという言葉があるが、

バリアフリーが「障害のあるものに対して」という意味が強いのに対して、

ユニバーサルデザインは「障害の有無に関わらず」という点が異なっている。

現在、ユニバーサルデザインとは、建築物や公共施設に限らず、あらゆるデザインの

分野について、障害の有無、年齢、性別、国籍などあらゆる条件に関わらず

利用できるものを目指している。

 

アメリカのリハビリテーション法508条

アメリカのウェブデザインにおいては、国内法として

リハビリテーション法508条がある。

その概要は、アメリカの連邦政府に対して、生涯のあるものが利用できないような

電子情報技術を使用してはならないとしたものである。

ここでのチェック項目は、WCAGを基準にしており、電子情報技術とは

ウェブコンテンツを想定したものと考えられる。

ここでは障害のある者としているが、WCAGは障害のある者のみならず、

全てのユーザに対しても有効であるとしている。

 

WCAGとは

WCAGとは、W3Cの組織である、WAI(Web Accessibility Initiative)における

ウェブコンテンツのためのアクセシビリティに関するガイドラインのことである。

どのようなことを気を付けて制作していけば、アクセシビリティの高いサイトになるかを

チェックすることが出来る。

WCAGには1.0と2.0の2つのバージョンがあり、新たに作成されるウェブサイトについては

2.0を使用することが推奨されている。

 

WCAG1.0

WCAG1.0では、ガイドラインが示され、それに対するチェックポイントがリストアップされている。

チェックポイントには、優先度(Priority)が1から3まで設けられ、

優先度1が最も(musut)満たさなければならない項目である。

また、A、AA、AAAという三段階の適合度があり、

優先度1をすべて満たしているものがAにあたる。

 

WCAG2.0

WCAG2.0では、原則とガイドラインが明示され、

それぞれに、A、AA、AAAの各レベルが示されている。

適合度に関しては、レベルAをすべて満たしているものが適合度のAに相当する。

WCAG2.0では、「知覚可能」という原則が示され、

代替テキストに関するガイドラインが示されている。

詳細に関しては、ウェブサイト上に日本語訳もあるので、

一度すべての内容に目を通しておくとよい。

 

WCAG2.0日本語訳>情報通信アクセス協議会「ウェブアクセシビリティ基盤委員会」

 

ウェブコンテンツJISとは

「ウェブコンテンツJIS」は通称で、JIS X 8341-3という規格を指している。

JIS X 8341は「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、

ソフトウェアおよびサービス」という名称で、その第3部が「ウェブコンテンツ」に

関する内容である。

当初、平成16年に勧告されたが、前述のWCAG2.0を含む形で改正されたものが

現在公開されている。

達成等級として、A、AA、AAAの3つが設けられ、各等級で満たすべき達成基準が

表に記されている。

構成は、一般的原則、ウェブコンテンツに関する要件、試験方法などに分かれている。

この内容の詳細に関しては、日本工業標準調査会によるデータベース検索で

閲覧することができるので、一度は目を通しておくとよい。

日本工業標準調査会によるデータベース検索のページ

※「JIS規格番号からJISを検索」の検索窓にX8341-3を入力

 

まとめ

この出題範囲で出題傾向が高く、覚えておくべきことは、

ユニバーサルデザインについての内容と、

ユーザビリティの定義などである。

 

過去問

「できるだけ多くの人が利用可能であること」をコンセプトとするデザインとして

最も適切なものを、以下より 1 つ選 択しなさい。

1. バリアフリー

2. グリッドデザイン

3. ワールドデザイン

4. ユニバーサルデザイン

 

出来るだけ多くの人が、という言い方になっただけで、

内容としては、「障害の有無にかかわらず」と同等の意味になるので

正解は4。

 

WCAG とは何の略称か。正しいものを以下より 1 つ選択しなさい。

1. W3C CSS Architecture Group

2. W3C Compatible Applications Group

3. Web Content Accessibility Guidelines

4. Web Communications And Globalizations

 

正解は3である。

こういった内容を覚えておくと確実に点数がとれるので、

重要なワードは「なんの略なのか?」というところまで

抑えておきたい。

 


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